的野の秋のはじまり
暦の上ではもう秋ですが、まだまだ残暑が続きますね。
それでも、雲のかたちが秋めいてきたりして、少しずつ秋の気配を感じますね。
的野にも、秋のはじまりを見つけました。
最近、的野では田圃にイノシシが出没して困っていました。
ようやく穂が実り始めた稲。
ここまで、手植えをし、雑草をつみ、タニシを除けてきた無農薬の稲。
秋には収穫と迫ったところでイノシシにふみにじられたら
たまったものではありません。
日常で、お金で食べ物を買っていると、この感覚はなかなかわかりませんが
想像してみてください。
あなたは1年を通してまかされた大きな仕事を抱えているとして、
あとほんの少しで完成というところで何者かによって書類やデータ、バックアップまで壊されてしまう。
農家さんにとって、畑が荒らされるのはそれと同じことです。
そんな中、的野に通っていると、なんだか秋のにおいがしました。
季節の変わり目ってにおいを感じますよね。
春は土のにおい、夏は雨上がりに強く感じますね。
冬はツンと冷えた空気のにおい。
秋のにおいはどこからくるのだろう。
そのにおいを辿っていると見つけました。
お米の稲に穂が実り始めていたのです。
そして気付きました。
最近、イノシシが田圃に近づいてくるのは、一番にこの穂の香りに気付いていたのだと。
イノシシはただきまぐれに荒らしに来たのではなく、ちゃんとわかっていたのです。
何事も繋がっているんだな〜と思いました。
イノシシは困るけれど、地球で起こる全てが繋がっていると考えるとすごいことです。
田舎のおばあちゃんは、季節の花や草や虫を見下ろしたり
空を見上げて「そろそろ時期だね〜」といいますがわかっているのです。
的野の方々にもいろんなことを教わります。
それをまた改めてお伝えしていきたいなと思います。
観音様の行事
梅雨が明けてすっかり夏らしいお天気ですね。
みなさんは三連休、どのように過ごされましたか(*^_^*)
7月17日(日)の的野での活動です!
小川で水遊びをしたり、
住民の方がお庭で育てられたトウモロコシを頂きBBQをしました。
川遊びをするのは久しぶりでしたが、水の冷たさにびっくりしました!
川でトウモロコシを冷やす...トトロの世界のよう!
これが的野の日常なのですね。
湯がいて川で冷やしたトウモロコシも、
BBQで香ばしくなったトウモロコシもとっても美味しかったです!感謝...!
竹林は夏も涼しげ。
午後から田んぼ周りの草刈りをし、
夕方から観音様の行事に参加しました。
写真のお餅は『がめしば餅』。この行事のときに作られるお餅です。
あんこも手作り、包んでいる葉も的野に生えているものです。美味しい!
17時から太鼓を叩いて的野の方達がお参りに来るという毎年7月17日に行う行事で、お社が出来た明治時代頃からある伝統的な行事です。
元々は子供の為の行事らしく、コータとハナちゃんが一生懸命太鼓を叩いてくれました(*^_^*)
こども達と里山ごはん
6月25日(日)
福岡はこのところ連日の雨でしたが、ひさしぶり晴れて気持ちの良い日でしたね(*^^*)
別所で田植え体験をしたたくさんのご家族がお昼ご飯を食べに来てくれました*
鹿肉ハンバーグと的野のお米のごはん、的野の夏野菜炒め、的野のおばあちゃん「ババユリ」のきゅうりの麹漬け。
そしてこの日とれたての鹿肉焼き!
鹿肉を囲炉裏で焼いていると、火起こしを手伝ってくれたこどもたち。
好奇心旺盛な姿に元気をもらいました。また遊びにきてね*
畑や田圃の整備もしました。のびのび育った雑草にびっくりしたり、
今年はじめて、セミの鳴き声を聞いたり。
今年の夏も暑くなりそうですが、自然の中には癒してくれる場所がたくさんあります。
特に的野の竹林は日陰で涼しくて、光が差し込む気持ち良い秘密の場所です。
『いけま売り』に参加/無農薬のお米づくりに挑戦
サンライズフェス後の最近の活動です!
6月11日(土)には新宮町の新宮漁港で行われた『いけま売り』イベントで
バザー販売で参加させていただきました!
★いけま売りとは...
「いけま」とは、漁師がとった魚を生きたまま保管しておくための「漁船の中のいけす」のこと。
新宮町の相島の若手漁師を中心とした「若潮の会」が、その「いけま」から新鮮な魚介類を販売するイベントです。
新宮の新鮮なお魚、おいしいよー!
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6月12日(日)
的野の方の田圃をお借りして田植えを行いました!
機械や薬を使わず、的野のみなさんにご指導いただきながら手植えで挑戦しました。
朝7時に集合、8時に的野に到着☆
精をつけるための団子を的野のお母さんが作ってくださいました(T_T)!
もりもり食べて元気を頂きました!そして田植え開始!
真っ直ぐなっとらんよー!先輩にご指導いただきます
裸足で泥んこ。
そんな中で心も体も童心に。。
野生にかえるチョップ隊。。。笑
途中、泥んこを楽しみみつつ無事田植えが終了しました!
(立髪と化した苗も植えました...!)
自分たちで植えた稲たち、今から収穫が楽しみです!
もちろん雑草抜きや稲苅りもがんばらねば!
薬や機械を使わないのは大変だよ〜とご心配いただきましたが、
1年目の今年は色々と挑戦してみるつもりです!
夕方は、公民館で的野にお住まいのみなさんへ、イベントが無事終了しましたということでご挨拶のお時間をいただきました。
感想やこれからのことを話し合いました。
率直な意見をみなさんの言葉でいただけて、とても嬉しいことでした!
昨年末から的野に通い始めた私たちチョップ隊。
よそ者ながらも的野の魅力に惹かれ、それを発信するためにイベントなどを開催してきましたが
急ピッチで進めていた部分もあり、住民のみなさんの中には戸惑われていた方もいらっしゃったと思います。
サンライズフェスの準備や当日、ご協力いただいた中でみなさんとお話する時間ができ、
少しずつ気持ちが通い始めた気がしています。
今後はいっそう、みなさんと一緒にこれからのことを考えていきたいです!
的野の梅雨。
イベントの時もぽつぽつ咲いていた紫陽花が満開になっていました。
こんなにたくさんの紫陽花を見たのは初めてかもしれません。
竹灯籠を行った熊野神社の裏もこんなにたくさんの紫陽花が。
的野はあちこちにその季節の花が咲いていて、季節の移ろいをいつも感じさせていただいています。
これからの夏の的野はどんな姿なのか、今から楽しみです!
【マウンテン☆ワークチョップ再開!参加者募集中!
おひさしぶりの
マウンテン☆ワークチョップ、再開です!
来週26日(日)の開催です。
イベントにお越し頂いた方にも♪
普段の的野の景色が気になる方♪
季節の里山ごはんが食べたい方♪
フィールドワークで的野の自然や狩猟について知りたい方♪
みなさまのご参加お待ちしております(*^^*)
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【マウンテン☆ワークチョップ vol.13】
糟屋郡 新宮町
海や山と自然豊かなこの町の山間部に位置する
『的野』という集落があります。
夜明けには鳥のさえずり 多様な植物や動物観察。
サンライズチョップ隊と一緒に冒険しませんか?
どなたでもご気軽にご参加ください!
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【当日概要】
開催日:6/26(日)
集合:ファミリーマートJR九産大前駅店の駐車場
集合時間:AM9:00
※みかみ農園現地での解散となります。
お帰りの際はコミュニティバスをご利用ください。
時刻表はこちらhttps://sunrisematono.wordpress.com/access/
ワークショップ開始時間:AM9:30〜14:00
ご用意して頂くもの:軍手 タオル 水筒
(山登りをする滑りにくい靴、汚れても大丈夫な服装で*体温調節できる格好がオススメです*)
料金: ¥1500
*お子様大歓迎!お子様料金無料
小学生以下のお子様は必ず保護者同伴でご参加ください*
※みかみ農園へ現地集合される方は集合時間はAM9:20
車の方は、熊野神社の目の前の空き地に車を停車ください。
みかみ農園 住所:福岡県糟屋郡新宮町的野449
https://sunrisematono.wordpress.com/access/
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【当日のメニュー】
★彫刻家&自然案内人のナッツ博士(原谷明弘)によるフィールドガイド
★お昼ご飯は七海お母さんのFarm Trip Table!
農園を旅するような食卓、的野の自然食品だけを使ったお料理を召し上がれ*
(*メニュー内容は季節によって変化します)
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ご参加希望の方は
⚫︎Facebookご利用の方...
人数把握のため、こちらのイベントページにて参加ボタンを押してください。
https://www.facebook.com/events/1063439983749423/
⚫︎Facebookをされていない方...
①お名前 ②参加人数 ③九産大前と現地どちらに集合されるか
記入してsunrise.chop.matono@gmail.comまでメールをお送りください。
みなさまのご参加をお待ちしております!
▲ワークチョップ12回目の集合写真*
ナッツ博士の的野動物レポ!~アナグマとタヌキのお話し~
みなさんこんにちは!ナッツ博士こと原谷明弘です。
前回に引き続き的野の動物のことについて解説していきたいと思います‼
今回は何かと混同されるイタチ科のアナグマとイヌ科のタヌキのお話です。
ニホンアナグマはイタチ科のアナグマ属の動物で胴はずんぐりとしており、 短くクマのような四肢を持っています。
このするどい爪の生えた前足で巣穴をほります。
イタチ科ですがあまりイタチとにていませんね!
体長40~80㎝ 体重12~16㎏ 寿命10~15年
アナグマは5~6頭の家族で生活をし地下2~3mのところに最大50m以上、最多50個以上の出入り口をもつ巣穴を形成します。
この巣穴は何世代にもわたり掘りすすんでゆき、そして受け継がれてゆきます。
また、あまりにも広大なためタヌキやキツネなど他の動物が住みつくことがあります。
アナグマには実に興味深い生態があるようで、それは母親が娘に対して花嫁修行をさせるということです!母親は秋ごろになると子別れするのですがそのときにメス(娘)を一頭だけ巣にのこします、
そして一緒に生活しながら母親が生んだ子供の世話や狩などをして子育ての訓練をさせます。
お次はなじみ深いようで意外と知らないタヌキのお話しです‼
ホンドタヌキ
ネコ目(食肉目)・イヌ亜目・イヌ下目・イヌ科 体長40~50㎝体重3~5㎏ 寿命5~8年
▲タヌキの冬毛
▲タヌキの夏毛
タヌキは昔から日本人にはなじみ深い動物で、伝承・文学・童謡・工芸・現代のサブカルチャーにいたる多くの文化に用いられ、またキャラクター化しています。
そのためタヌキは知っているけど正確な姿を知らない・見たことないという方も多いのではないでしょう00か?
実は意外にもタヌキは生物学的・世界的に見てかなり特殊な動物なのです!
海外ではパンダやコビトカバクラスの珍獣であると認知されており、動物園では大変人気があるようです。
タヌキはイヌ科のなかでも原始的な特徴を残しており、特に縄張りというものを持たず、一夫一妻で基本そのパートナーと一生を共にします。
そして、水辺や湿地に適応しており水かきのある足で上手に泳ぎ水生生物を捕らえます。
また、イヌ科のなかでも珍しく木登りができます。
有名な生態として擬死(狸寝入り)や、ため糞をします。
ため糞とは複数の個体が同じ場所に糞をする共同トイレのことです。
このように日本人となじみ深くイヌ科のなかでもかなり変わり者のタヌキですが、なぜかアナグマとタヌキはよく混同されます。
しかも、おたがいに“ムジナ”という別名でよばれており、アナグマ肉を調理してつくった汁物のことを“タヌキ汁”といったりとまぎらわしいことになっています。
これは、この二種類の見た目に類似点が多いこと(目の周りのクマ・短足・ずんぐりとした体型など)それと生態と生息域がかぶっていること(たがいに疑死ができアナグマも小規模ながらため糞をすること、アナグマの巣穴にタヌキが住み着くこと)などが原因でしょう。
そして、タヌキはアライグマとよく混同され、アナグマはハクビシンと混同されてしまいます。
とてもまぎらわしいですね...。
▲四種の比較図。体型はあまり似ていませんが、どれも特徴的なクマや模様のある顔つきをしています。
このように動物には進化の過程や生息域の関係で偶然見た目や生態が似てしまったりすることがよくあります。このことを“収斂進化”(しゅうれんしんか)というのですが、例をあげるならイルカとサメやウマとシカなど、生物学上ほとんど関係がなくても似てしまったりするのでとても不思議ですね!
それでは次回は生物学上近しいはずなのにあまり似ていない二種類の動物のお話です!
そして、的野とかかわりの深い動物でもありますのでまた次回の投稿をお楽しみに‼
☆看板娘ちさとのシャトルカー看板情報☆
今晩は!看板娘こと、ちさとです(^o^)
みなさんは、当日どうやって
『SUNRISE FESTIVAL in 的野』イベント会場へ行くか決めましたか?
なんと!
コミュニティバス『山らいず線』の他に
イベント当日は シャトルカー『SUNRISE号』(無料・イベント時限定)に
福工大前駅から乗れます!
駅からイベント会場まで一直線、 なんて便利なのでしょう*\(^o^)/*
そして、お帰りの際もイベント会場からもシャトルカー『SUNRISE号』に乗ることができるのです!
(*詳しくはアクセスページをご覧ください
https://sunrisematono.wordpress.com/access/
このシャトルバスの乗り降りする所の目印どうしよう…
私たちは考えました
そうだ!バス停だ!
シャトルカー『SUNRISE号』のバス停があったら分かりやすいぞ!
そこで、看板だけでなく バス停も作っちゃいました(*^^*)
バス停ってどんな形だったっけ?
色は? 形は?
悩みながらも、バス停の形に近づいていきます!
そして、完成しました!やったー!
みなさん、お帰りの際は このバス停を目印にしてくださいね!
以上、看板ならぬバス停情報でした!!