サンライズチョップ★的野の活動について
このブログで的野のことや、ワークチョップについて書いておりますが、
『そもそもこの活動ってなに?!』
という天の声が聞こえてきそうなので、
質問形式で私たちの活動についてご紹介します!
★3月13日 追記 ------------------------------
『サンライズチョップ★的野』は
①的野、
②団体設立、イベント、取り組みなど全ては的野区総会、
役場の方々と協議の末、決定・実行しています。
③民間有志が先頭で運営しています。
④的野区の里山の人達と協力して活動しています。
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Q1★この活動はどんな人が取り組んでいるの?
的野の活性化のための実行部隊、『サンライズチョップ★的野』が取り組んでいます。
略してチョップ隊。今回のイベントの実行委員です。
昔ながらの里山文化を受け継ぎたい、暮らしや生き方について考えたい、
自然が好き、とにかく楽しいことが好き、そんな気持ちで集まった有志のメンバーです。
普段はそれぞれ働いており、プライベートでこの活動に取り組んでいます。
楽しむことを忘れず本気一緒にできる実行委員メンバー、ボランティアスタッフの仲間を募集中!☆
Q2★イベントの他に何をしているの?
的野の里山文化再生、活性化を目指し活動しています。
6月のイベントも、その中の一つです。
具体的な活動内容をご紹介します。
1☆的野地区の行事に参加、お手伝い
2☆ほぼ毎週日曜日開催のマウンテン☆ワークチョップ
3☆6月のサンライズフェスイベントの準備
4☆罠猟、毎日の罠の見回り、得た鹿や猪の解体
5☆解体したお肉をジビエ料理として提供
6☆頭骨標本の制作、皮の加工など
7☆チョップ村、畑の開墾
8☆その他いろいろ
そして、大切なこと。
Q3★なぜ鹿や猪など野生動物を捕る必要があるのか?
一言で言うならば、農家の方々が苦しんでいるからです。
"年間200億"この数値は1年間で野生動物により被害を受けた農作物の被害総額です。
そして、野生動物の数は年々増えていっています。
その背景には生態系バランスの崩れや狩猟文化の衰退などがあります。
駆除し処分するだけではなく、命に敬意をはらい、自分達の血肉として取り入れることで活かしたい。
そんな想いで、この活動に取り組んでいます。
このことについて、ナッツ(ワークショップ担当・原谷明弘)が
調べたこと、実際の経験から得た知識、芽生えた気持ち、気づきをまとめました。
こちらhttp://sunrise.yamanoha.com/naturepo.htmlから、ぜひご覧ください!
私たちが普段食べているお肉を口にするまでの経緯や、命、環境について考えるきっかけになればと思います。
また、先月からクラウドファンディングを始めました。
こちらにブログでまだ書ききれていないことも掲載しています。
この活動を応援してくださる方がおりましたら。。お力をお貸していただけたらと思います!
いずれは、こういう動きが的野だけでなく、まだ残っている日本中の山村にも広がって、その土地その土地の場所らしさを残しながら未来に繋がればいいなと思います。
長くなりましたが、とにもかくにも的野は素敵なとこなので、
ぜひとも遊びに来て欲しいです!*
マウンテン☆ワークチョップ vol.6
2月28日(日)、マウンテン☆ワークチョップ vol.6を開催しました!
(3月6日に行ったワークチョップvol.7も追って更新します*)
的野に到着!
今回の参加者さんはお一人でのご参加、王子さん!
ありがとうございます*
出発☆
みかみ農園へ行く前に熊野神社へ。
銀杏を見つけたよ!お昼ごはんに使えるかな?
この日は雨上がりの晴天。
みずみずしい空気につつまれ、陽射しでぽかぽか。
春の訪れを感じました。
みかみ農園に到着!
今が食べごろだという『ネーブル』という種類のみかん。
食べてみましょう!
ん?手で剥けない。。
ネーブルは皮がとても固いのです。
竹筒でぽんぽんとたたいて固さを確かめるはなちゃん。
ナイフで剥いたよ。どんな味がするかな?
ネーブルの味は、酸味が少なく、すっきりとした甘さ。美味しい!
竹林に移動して、お昼ごはんに使う食器になる竹を取ります。
竹のお箸を作っているとき、「あ!!!」とナッツ博士が大きな声を出しました。
みかん畑の中に大きな鹿が見えたと言います。
人がたくさん歩き回っている時間に近くまで来るのは珍しいこと。
追いかけてみましょう!
そーっとできるだけ静かに。
みかん畑はみかんの木で視界が遮られるため、
低姿勢でみかん畑を進み、鹿の足下が見えないか探します。
結構上の方までいくと、茂みに入って行く大きな鹿がギリギリ見えました。
大きな角があり、大人のオスの鹿のようです。
写真には収められなかったけれど、この茂みの中へ戻っていきました。
動いている鹿、初めて見てどきどきしましたね。戻りましょうか。笑
そして、鹿を追うために低姿勢で歩いて気づいたこと。
一週間前の時と地面が何か違う気がする。。
大犬のフグリがたくさん咲いていました!
小さくてととても愛らしい野花。一週間でこんなに変わるんだ。
季節の移ろいを感じますね。春はもうすぐそこかな?
ワークショップと平行して、6月のイベントの準備も実行委員メンバーが進めています。
看板を作る川越ちゃん。
藤の木の手入れをする翔英。
いつもみんなでお昼ご飯を食べる場所、正倉院。
良いにおいがするよ〜。今日のごはんは何かな?
あ、そうだ。銀杏を焼いてみましょう!
電子レンジでチンするやり方しかやったことがないメンバー。
フライパンでしばらく炙ってみる。。。
これでいいのかな。まだかな?と見ていたら、
突然弾け飛ぶ銀杏!フライパンを持って慌てて外へ!
ツボに入って笑いが止まらない まほねえ。笑
つまみ食いしちゃお!美味しいー!初めてのこと、楽しいね!
こうたくんも七海お母さんのご飯作りを手伝ってくれたよ。
しいたけも調達!
『Farm Trip Table』七海お母さんの、農園を旅するような食卓。
素材はぜんぶ的野のもの。
みんな揃って、いただきます!
三上おばあちゃんのお漬物。
がめ煮!見た目の100倍美味しかったです*
鹿猪ハンバーグ。おろし大根に、みかんソース*
みかんシフォンケーキ。
ふわっとしているのに、チーズケーキみたいにしっとりもしていて、本当に美味しい!
お腹いっぱい食べた後は散策*
レモンの葉っぱ。良い香りがします*
この日は梅が満開*
小さな白のつぷつぷが照らされて、きらきらしています。
カモ池にて、カモのにんじんくんを探す。
こうたくんがお花を生けてくれたよ*
農園には色んな植物がのびのび育っています。
カモ、いた?
しばらく見ていると、奥の方からにんじんくんがやってきました!
枝に乗ったり降りたりの遊びを繰り返していました。笑
羽がふわっふわでお尻がぷりっぷりで可愛い。
最後に参加者さんと実行委員メンバーみんなでパチリ*
今回も新しい発見や気づきがありました。
王子さん、ありがとうございました!
天気、状況、メンバーによって毎回変化するワークチョップ。
来週の3月13日(日)はお休み、
次回開催は3月20日(日)になります。
今日、3月6日に開催したマウンテン☆ワークチョップ vol.7のレポートも、追って更新します!
また、実行委員メンバー、当日のボランティアスタッフさん大募集中です!
ご気軽にお声がけいただけると嬉しいです*
sunrise.chop.matono@gmail.com
竹林伐採とお宮の宴
遅くなりましたが、2月21日
ワークチョップと平行して実行委員メンバーが参加した竹林伐採と、
その後のお宮での宴についてです*
●竹林伐採とは
畑に射す陽を遮る竹林を伐採する出方(地域行事)。
竹林が茂りすぎ、畑に陽が当たらない部分があると収穫できる作物が少なくなってしまいます。
そこで、自分の所有している畑の周囲の決められた範囲までは伐採して良いという決まりがあります。
でもそれぞれで切っていたら要領が悪いため、みんなで切ろう!
という行事です。
的野では年に1回、2月に行うそうです。
大きな炎に伐採した竹を次々と入れて行きます。
竹林伐とワークショップが終了した後、
実行委員・サンライズチョップ★的野メンバーでご飯を頂きながらミーティングをしました。
このメンバーが初めて集まったのは昨年末、12月の下旬。
毎日連絡を取り合っているものの、直接メンバーが揃うのはまだ3回目。貴重な時間でした。
まだまだ課題はありますが、良いイベントにするためがんばります!*
また今度改めてメンバーをご紹介したいと思います!(この日以降、新たなメンバーが増えました!)
そうしていると、三上さんからご連絡が入りました。
『みんな、お疲れ様です。今からお宮で山賊焼きします、降りておいで!』
山賊焼き??どんなものだろう?
ワクワクしながらお宮(熊野神社)へ。
的野の伝統的な食べ方『山賊焼き』、別名『的野焼き』と『かっぽ酒』を頂きました!
●山賊焼きとは
好きなヒノキの枝を選び、
お肉を巻き付けて胡椒をふり、
焚き火にかけ焼いて食べる。的野オリジナルの郷土料理です。
三上さんが若い頃からあったそうなので、少なくともおよそ30〜50年前の伝統があります。
出方が終わった後のみなさんのお楽しみ*
●かっぽ酒
竹の筒に日本酒、または焼酎を入れ、焚き火で温め熱燗にしたもの。
竹の油分とお酒が混ざることで、独特の風味に。悪酔いしにくく、気持ちよく飲めます。
山賊焼きの食べ方をご紹介!
①まずは枝選び。ヒノキの枝です。食いしん坊な人は太い枝を*
②ヒノキの枝の皮を剥いて
③お肉を枝に巻きます!
枝から落ちないよう、ぎゅうぎゅうと手で押しつけてくっつけて。
お好みで胡椒少々*
④そして焚き火であぶります!
美味しい!!!!!
ほとんどのメンバーは的野の住民の方ときちんとご挨拶するのは今回が初めてでした。
どきどきしていましたが、笑顔を向けていただいてほっとして、
美味しい山賊焼きやお酒を一緒に飲んで。緊張もほぐれて笑顔がこぼれる。
言葉では言い表せない楽しい時間でした。
薄明かりの16時から始まった宴は、いつのまにかすっかり陽が落ち20時。
真っ暗で焚き火とみんなの笑顔が頼りになっていました。
4時間も居たとは思えないほどあっという間で、楽しく、あたたかい時間でした。
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プロデューサー★弘道さんに聞きました
今日一日はどうでしたか?
地域の人との良い交流でした
話すだけではなく体験することで
竹の林がもたらしている弊害について話を伺うこともできたし、
なにより共に働くことで自然と生まれる仲間意識があった
それが夜の宴に反映されていた
本当にありがとうという言葉を頂いて
おかげで早く終わったとかじゃなくて うれしかったと
そうゆうことだよね
難しい言葉や説明 気の利いた言葉を飛び越えることができる
同じ目線で働くことっていうのは。それを感じた一日でした
面白いなって思ったのは
うちのメンバーで伐採した人は翌日筋肉痛でバキバキだったけれど
的野のみなさんはなんともない
里山文化って外から見たら美しいところばかり見えるけれど
やっぱり里山の方達は僕らがキツいっていうことも
日々の生活の中にあって、すごく力強い
実際こんなに大変なんだって、すごい良い勉強になったと思う
相手の身になって考えるっていうのが一番わかる体験だなあって
決して田舎はのんびりしてない
はたからみたら田舎の人ってのんびりしているようなイメージがあるけれど
あの人たちは相当なスピードで働かれている
僕たちはそう感じることもできるし
逆に彼等は 外から入って 自分達がやっていることが誰かの経験として提供することが
こんなに喜んでくれるの?って
僕らにとってはめんどくさい仕事だけど なんでみんなそんなに楽しんでくれるの?って
ウィンウィンの形だよね
この交流の種をいかに育てていこうかっていうところで大切な一日でした
交流とは、について考えさせられたね
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また、この機会で、メンバーと住民の方と新たな試みが生まれました。
私たちだけではできないことを的野の方と一緒にできる。
嬉しくて、とても楽しみです!
マウンテン☆ワークチョップ vol.5
2月21日日曜日、マウンテン☆ワークチョップ vol.5を開催しました!
この日はワークチョップ・竹林伐採・実行委員ミーティング・的野の住民のみなさんとお宮での宴会 と行事が盛りだくさんの濃〜い一日でした*
まずはワークチョップの様子をお届けします!
全員集合!的野のお宮、熊野神社へ。
歩いてみかみ農園へ。良いお天気!
結構急な斜面をのぼります。足下に気をつけて!
レモンの葉っぱ。良いかおりがします。
しゃぶりたくもなっちゃいます。
そして、とれたてのみかんを頂きました!あんまい!
チョップ村開墾地へGO!
この日、指し棒(つっぱり棒)を手に入れたナッツ博士。
お昼ご飯のための器をつくります。
たーけのこ!たーけのこ!
竹をとりつつよろずのことに使います。
あ、七海お母さん発見!
いいにおいがしてるよ〜お昼ごはん何かな?
今回は参加者さん発案で箸置きもつくりました!豪華!*
みかみおばあちゃんの漬け物を和えたごはん。
的野の鹿のお肉
七海お母さんのみかんケーキ
ごはんの前にナッツ博士、プロデューサー★弘道さん、七海お母さんからお伝えしたいことを*
それでは、いただきます!!
みんな美味しそうに食べてくれました!
おかわりをお外で食べる田さん。本当に良い天気!きもちいいですね*
七海お母さんもうれしそうです。
今日のワークチョップはいかがでしたか?
最後に参加者のみなさん、実行委員 サンライズチョップ★的野のみんなでパチリ!
素敵な時間を共有できて嬉しいです。ありがとうございました!
*今回の写真は参加者のToita Junichiさんが撮影してくださいました!*
ありがとうございました!
天気、状況、メンバーによって毎回変化するワークチョップ。
次回は2月28日(日)です。
参加ご希望の方はこちらのイベントページをご覧ください!
https://www.facebook.com/events/856808674427896/
また、実行委員メンバー、当日のボランティアスタッフさん大募集中です!
ご気軽にお声がけいただけると嬉しいです*
sunrise.chop.matono@gmail.com
海の幸、山の幸
毎年この季節になると、海の幸を自然から分けてもらいます。
今が旬のひじきとワカメ!
三上おばあちゃん!お料理、お漬け物の達人。
海から山へ
とれたてのひじきとワカメは
三上ばあちゃんの手でこんなに美味しくなりました
<弘道>
この活動のプロデューサー★弘道さんは、
もともとは海での活動が主でした。
海で出逢った方との繋がりで、みかみ農園の三上さんとご縁で結ばれ、
4年のお付き合いになるそうです。
海の幸、山の幸。そのときに、そこにしかないもの。
それぞれの良さ。
今、日本ではスーパーにいけば、一年中食べたいものが食べられますね。
でも、やっぱり旬のものはとっても美味しいし、四季の移ろいを感じることができます。
人間も自然の循環の中の一部としてありのままのものを受け入れられたら、と思います。
三上さんとみかみ農園
今回のイベントの会場、『みかみ農園』。
主の三上さんが無農薬みかんやレモンを作られている的野の農園です。
新宮駅から車で15分ほど。
山、というとずいぶん遠くに感じますが、的野は街からとても近いのです。
美しい農園です。
みかみ農園のみかんは、無農薬でみかん!
2013年に『奇跡のリンゴ』というリンゴ農家さんの映画が作られましたね。
それならば、みかみ農園のみかんは『奇跡のみかん』とも言えます!
なによりこのみかん、本当においしいんだよ〜〜〜
小さな実でも、じっくりとした甘さ!
農園でその場で頂くと、より美味しく感じます。
みかみ農園のみかんの一番の収穫時期は、秋。
みかん狩りはもちろん、施設も揃っていて、バーベキューを楽しむこともできます。
イベント当日は、みかんの時期とはズレるので、
みかんジャムなどを提供しようと計画中です。
農園には、みかんの木の間に松や椿も見ることができます。
これは、無農薬だからこそ共存できるのだそうです。
のびのと育つ植物たち。
植物の他にも、色んないのちがいます。
みかみ農園の三上さん
三上さんとお話すると、初めて知ることばかり。
みかんのこと、旬の食べ物、里山の暮らし、動物のこと。
でもそれは三上さんにとっては身近なことで、実践によって培われてきたこと。
初めてお会いしたとき、お話の中で三上さんから出た言葉
『今、人の住んでいるところに土がない』
なんだかずっと頭に残っています。すごく大切なことのような気がします。
今回のイベントの会場のみかみ農園のこと、的野のこと。
少しずつご紹介していきたいと思います!